アルバイトだけでは生活できなかった
借金をした当時、私はIT系の企業に勤めていました。
仕事は激務でしたがその分お給料は年齢の割りに良く、元来お金の使い方が荒い私は貰ったお給料の大半をその月に使い切り貯金は殆どしていないような状態でした。
貯金も殆どなく買い物や遊びを思うままに楽しむ生活の中、日ごろの激務が祟ったのかはわかりませんが神経系の病気にかかってしまい仕事を退職せざるを得ない状況でした。
退職金は殆どなく貯金もない中で通院をして病気を治しながら新しい就職先を見つけないといけない、当時はどん底の気持ちでした。 とりあえず働かないと生きていけないと思いアルバイトとして全く別の業種に勤めだしたのですがお給料は以前の半分程度、通院に掛かるお金と生活費と、金銭感覚がなかなか戻らなかったこともあってすぐに生活が立ち行かなくなってしまいました。
生活費を借金で工面した結果任意整理するはめに
親や親戚が近くにいれば助けて貰う事も出来たのですが高校卒業時からずっと連絡も取り合ってない状況だったので自分でなんとかするしかありませんでした。
友人に借金の申し込みなんてしたら人間関係が壊れてしまうと考えて、消費者金融と当時使っていたクレジットカードのキャッシング機能を使ってお金を工面して月々足りない生活費を補っていました。
生活費が足りないからお金を借りているのに返済の分で更に生活が圧迫され、またお金を借りるという悪循環に陥ってしまい、気がついたときにはクレジットカードと消費者金融あわせて70万円近い借金を抱えてしまっていました。
もちろん自分の今の収入で返済できる額ではなく、利息だけの支払いが続く状態になってしまい、まったく先が見えない生活になってしまいました。
友人にそれとなく相談をしたところこのまま借金返済を続けるのは無理があるので、任意整理を勧められました。
友人の紹介で司法書士さんの事務所に連絡をとり手続きをしてもらい、結局利息なしの元金だけを月々返済し続けるという事にして頂き、今は月に2万円ほどの支払いを続けもうすぐ借金を返済しきる予定です。
信用情報はブラックになってしまっていますが、これで自分の身の丈にあった生活をするという事をきちんと覚えられましたしいい社会勉強になったと今は思えるようになりました。